無添加おせち料理の盲点



今年は老々介護中。時間、体力的におせち料理には手が回らないので、
無添加おせち料理を購入しました。
その辛さにびっくり。夫は、しっかり浮腫んでしまいました。
塩分が体にたまって、小が出ないのです。
考えると、保存料のない時代のおせち料理というのは多分こんなもの
だったのかも知れません。
子供のころ年末に作って元旦だけでなく、2日にも食べた記憶があります。

しかし、あの頃は、暖房は火鉢だけの時代、夜は、それぞれの布団の中に
湯たんぽなどがあって、茶の間の火鉢は、灰がかぶせられて、小さな種火
だけになっていました。そもそも今より気温も低かった。
だから保存料がなくても、それほど塩辛くしなくても、日持ちしたのでしょう。

でも、今の時代、冷蔵庫に入れ続けない限り2日と持ちません。
そのため、真空パックされていますが、もし食中毒が起これば、
店には致命的なので、あれほど辛くしてあるのでしょう。
残っているパックは全部捨てようと思いましたが、勿体ないので、
シイタケの旨煮(いや辛煮4枚、たぶん二人分でしょう)を細かく刻み
大根半本と一緒に煮てみました。調味料は一切使わなかったのに、
美味しくできました。当分、無添加調味料として使えそうです。
夫の方は、せっせと水分を摂ってもらって、ようやく今日になって、
手に皺が戻ってきました。せっかくの無添加おせち、残念ですが、
もう購入しません。