大阪環状線の福島駅前にホテル阪神がある。
ここは都会のど真ん中のホテルながら、客室すべてに温泉が引いてあるというのだ。
小さな旅第一回目には家から４０分のこのホテルに泊まって擬似温泉旅行をやった。
温泉は一人ずつ湯を入れ替えるのが面倒かなと思っていたが、凄いスピードでお湯が溜まるので、全く面倒なことはない。もったいないのはせっかくの天然温泉なのに水を加えて温度を下げなければならないこと。
やむを得ぬレジオネラ菌対策として、塩素消毒よりはこの方式のほうが勿論良い。
夕食はいくつかのレストランからオムレツを選んだ。歯の悪い夫にとって何よりのご馳走である。
朝風呂を楽しみ、チェックアウトの１２時までのんびり過せて、ストレスが充分取れた。
チェックアウトしてから、徒歩１５分ぐらいの空中庭園に行く。
我が家からはるかにこの空中庭園が見えるので、一度行ってみたいと思っていたのだ。外国人の団体さんが来ていたが、込み合っていなくて、ゆっくり眺望を楽しめた。近くに住んでいても、わざわざ時間をとってこういうところへは行かないのだが、来てよかったと思った。勿論我がマンションは豆粒のようだが見えた。
地下に大阪の古い町並みを再現したレストラン街があるのだが、バイキングの朝食をたっぷり食べてきて、二人ともお腹がすいてなかったので、そのまま阪急電車で帰宅した。