インターネットで六甲山ホテル海側ツイン@3006円（当日予約可）というのを見つけた。梅雨料金だろう。
夫と行くのに手ごろなところであり、美しい紫陽花を見たいと予約した。
webの週間天気予報では７月６，７日のみ曇りでほかはすべて雨マークである。勿論6日に予約したのだが2日になると週間予報は大きく変わって、６，７日は雨マークになり３，４日が　晴れ│曇り　になっている。南の海に台風が現れたのだ。急遽変更して翌日お昼過ぎに出かけた。近場の小さな旅は思い通りに出来る。阪急六甲まで送迎車が来てくれる。

荷物を置いた後、高山植物園へ出掛ける。タッチの差で山上巡回バスを見送ってしまい、歩くことにした。六甲山小学校の横を通りながら、ここは毎年一足早く始まる冬休みのニュースがあるのを思い出す。歩いていても汗をかかない。冬はさぞかし寒いことだろう。
道はやがて舗装路からそれて山の斜面を下ることになる。くもが怖いから夫に先を歩いてもらう。東海自然歩道のときいつもそうだった。だから二人ともあの頃のことを思い出す。
雨続きだから道はぬかるんで、危うく転びそうになったりするが、緑が気持ちよい。ちょっと若い夫婦連れが道を譲ってくださって、こんにちわと挨拶を交わす。この道を歩く人はほとんど山歩きの経験者だろうから、自然に挨拶が出る。本来、登り優先なのだが、ぬかるんだ下り道に難儀している私たちに道を譲ってくだっさったのだ。
期待していた紫陽花はまだ蕾がかなり多い。高山植物園の中で土砂降りの夕立になった。幸い屋根のあるところへすぐ飛び込んで雨宿りでき助かった。
見たかった紫陽花のかわりに、五月に最盛である筈のクリンソウがまだ綺麗に咲いていてうれしかった。

コウホネ	.........	クリンソウ

紫陽花はそのかわりホテルのロビーに豪華に飾られていた。 初めの写真がロビーの紫陽花だか、いろいろなものが写りこんでいるのでちょっと加工した。
ホテルは梅雨料金。＠３００６円で一泊した。ここで考え方が二つある。
（１）安く泊まった分豪華なディナーにしよう。スカイレストラン・エトワール
　　　　鰹のタタキのテリーヌ トマトのジュレ添え
　　　　穴子のおこわの詰め物 マデラ酒風味
　　　　レッドキャベツのスープ サワークリームと共に
　　　　伊佐木のガトー仕立て フェンネルのクリームソース
　　　　梅酒風味のシャーベット
　　　　牛フィレ肉のグリエ ハーブ風味　炭栽培の温野菜添え
　　　　ホテル自家菜園のサラダ オリジナルドレッシングで
　　　　あじさいディナー特製デザート
　　　　コーヒー
　　　　パン
　　　　　　　　　税サ別７５００円

（２）せっかく安く泊まったのだからチープ豪華でいこう。カフェレストラン・サウスロード
　　　　鰹のカルパッチョと海老とチーズのクルトン揚げ
　　　　海の幸のナージュ カプチーノ仕立て
　　　　シャーベット
　　　　牛フィレ肉のステーキ マデラ酒風味
　　　　デザート
　　　　コーヒー
　　　　パンまたはライス
　　　　　　　　税サ別３３００円

さて私たちが選んだのは（２）。
なかなか美味しかったし量も充分だった。（１）は夜景もご馳走のうちだろうと思うけれど（２）はやや視界がV字型に山で遮られていた。

朝食はスカイレストラン・エトワールでバイキング。８時半ごろ行ったら客はまばらだった。こんなに少ないお客さんで盛り沢山のバイキングは無理、種類はおおくなかった。食べ過ぎないようとの配慮に感謝（笑）。
ということで約@９０００円未満の支払いでチェックアウト。

下界より６度は低いだろう 涼しい

高山植物園の半券を見せるとカントリーハウスの入場料が半額になる。紫陽花への未練で入ってみたが子供づれ用で、大人には実につまらない。六甲山牧場へ行った方が良かったかなと思ったが、夫が疲れてもいけないので、ホテルに戻って送迎車で下山した。
お天気よく関西では久しぶりの青空を見ることが出来たのが何よりの収穫だった。
帰宅後、高山植物園への森の中の道が良かったね、と二人で話し合った。