2015/1/16,17

８０代夫婦の旅行。近頃は、若い人から見ると、なんともったいないというような旅である。
朝、９時に家を出発して、まあどうにかあまり疲れないで、翌日午後３時過ぎに帰宅した。温泉を楽しむだけの、露天ぶろ付き客室。今回は、箱根ホテル小涌谷のできたばかりの客室。斜面に建てられたホテルだから、ロビー階が５階、我々の客室は３階。ところが、部屋の奥は、地面に接している。ということを利用して、流行の露天付き客室に改装されたのだろう。私が前から、印象として持っていたイメージ、若者向けの、ちょっとハイクラスのスパリゾートというのはほぼ正解で、すぐ近くに、水着ソーンなどのある施設を併設している。たぶん、若者減少の時代、ターゲットを、増えてきた高齢者にまで広げるために、改装された？。以上あくまで想像だけれど、当たらずとも遠からずだと思う。
改装プランを立てた人は、なかなか人間を知り尽くしているようだ。ちょっとした小道具で、なんとなく優越感を満足させるようになっている。エスプレッソメーカーが置いてあったり、ホテルだからレストランは、靴で行かなければならないのだが、これらの部屋には、スリッパではないけれどイージーな履物が用意されていて、それでレストランＯＫだったり。大浴場では、この履物は、スリッパの客が、間違って履いて行かないように、ポリ袋が用意されている。なにかしら意図丸見えで、おかしかった。
露天風呂はなかなか良かった。定員５名ぐらいの部屋だけれど、それがＯＫなぐらいの贅沢な広さを持つ露天風呂である。

音は聞こえないけれど露天風呂につかりながらテレビを見ることができるのは、ユニークな設計。

さて、食事は以前、箱根の和食で、メチャ辛で閉口したことがあるので、迷わずにフランス料理を選んで、正解だったような。
美しく美味しい料理の数々を堪能した。

写真を撮る前に思わず口に運んだ料理も幾皿か。大きな窓の外に松がまっすぐ伸びている。からまつかな、赤松かなと尋ねたら赤松ということであった。山の中で落ち葉に埋もっていたら、松茸が採れるのだけれど、きちんと手入れされた、庭では、無理だ。大きな紅葉が２本。紅葉の頃はそれはきれいなのだという。

翌朝の、洋朝食もまたすばらしかったが、今度はまったく写していない。

朝のレストラン

また食後何度かお風呂に入って、売店にもよらず１１時チェックアウト。小田原から、名古屋までノンストップの、「ひかり」に間に合った。ジパング倶楽部では「ひかり」しか乗れない。当然三島では爆走だけれど、列車の出入り口の窓から富士を撮影できた。

暖かい、晴天に恵まれた良い旅だった。
完