新約聖書の山上の垂訓を、十字架の形に書かれました。
作品の下に卯野公子さんの解説があります。
実際の大きさは４８ｃｍ×１４５ｃｍです。
（１６枚に分けてスキャンし、パノラマ合成しました。）
画像をクリックしていただくと実物の2/3ぐらいの大きさにまで拡大されます。ぜひご覧ください。
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【み言葉に生かされて 卯野公子】
「心の貧しい者は幸いなり」
誰でも一度は聞かれたことのある聖書を代表する聖言葉（みことば）
８年前に平凡に書いていたのでした。
５年前には一節づつ区切って書くうちに
歳月の歩み、聖言葉に手を引かれ
甲骨文字「篆書（てん書）」で
聖言葉も文字も歴史を歩ませてみました。
２００９年３月台湾聖公会と日本聖公会大阪教区との親睦会にお土産として
山上説教を依頼され制作しました。日本語なので台湾の今の世代に
漢文が良いのではということで王義之・蘭亭の序の欧陽詢の楷書を臨書
制作を依頼されました。（感謝）
まず和紙をあらかじめ染め、シナイ山などを描き
山上の説教・マタイによる福音書五章三節より十二節を書きました。
離れてみると十字架に見えるようにまとめました。
まだまだ未熟な者ですが一枚一枚と山上の説教から導かれ制作を続けたいと思います。
シナイ山の中にも右から左へ漢字についてその歴史などを書かれています。
大画面の方でお読みください
大変な力作でごくろうだったと思います。
解説にもてん書が使われていましたが、
パソコンで書くことができないので
その部分はカタカナにしています。画像のほうを参照してください。（どい）
「賓」ヒン・・・分と貝（ばい）、貝は子安貝の形で、非常に貴重なもので、財産とされた。
その貝を分けることを貧といい、財産を分けて乏しくなることをいう。（白川静・尚中用字解）
「悲」ヒ・・・非は痛む、悲痛（心から悲しむ）の感情をいい、非と心を要素とする。もだえの意
「地」・・・もとの字は墜で分解して分析すると神の降りた所を示す。
下は王義之・蘭亭の序の欧陽詢の楷書を臨書されたもの。（どい）
画像をクリックしていただくと拡大されます。
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大仕事なのでなかなか手がつかず、おあずかりしてから１年近くたって
やっと出来上がりました。２０枚に分けてスキャンし、パノラマ合成しましたが
スキャナが墨色とライトに反応して白い紙の字のある部分の背景を薄いブルーグレーにしてしまうのです。
１字１字丹念にブラシツールを使って料紙の色を塗って行きましたが
ピクセル単位の仕事でとうとう力尽きました。
最後に特に目立つ字の周囲のみ加工しましたが、多かれ少なかれ残り全部の字の中や外が
ブルーグレーになっています。スキャナの買い替えを考えています（笑）。
なお詳しい解説書を頂いています。
近いうちにスキャンしてアップしようと思います。
なにしろ蘭亭の序という言葉は知っていましたが、
一体何が書かれているのやらさっぱりわからなかったのです。
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丑というたくさんの字で構成された作品です。中央の絵のように見えるのも牛という字だそうです。
２００９年のためにいただいたのですがパソコンのトラブルでページに入れられず
8/2/15,やっとほぼＰＣを修復しスキャナも復活しました。
２枚に分けてスキャンし、パノラマ合成しました。
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愛という字の等身大の作品の前で
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2008/8/24 西宮混声合唱団の第５３回定期演奏会がありました。
閑吟集に題材をとった新委嘱作品の初演に感激されて
早速、書で表現された２作です。
